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The Power of Immunity~免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート~

The Power of Immunity
~免疫活性により進行胃がんに打ち勝った父の闘病レポート~

01_プロローグ~母からの電話

→2006年12月中旬

実家から離れ、一人暮らしをしていた私の所に母から電話。父の具合がよくなく、しばらく仕事を休んでいるという。父は根っからの仕事人間で、物凄く忙しい人だ。休みの日はゴルフに出掛け、家にいるということがほとんどない。父が仕事を休むというのは、何年かに1度、よほど具合が悪いとき以外無い。その父が「しばらく仕事を休んでいる」というのは、にわかに信じられない話であった。これはよほどのことだ。

取り敢えずは近くの個人病院で診て貰った。下痢がしばらく続いていたのだが、診断は「風邪からくる下痢」…そして鎮痛剤を処方してもらった。
当時の父の症状は、食欲がなく、ほとんど食べられない→激痩せ・下痢・発熱・胃の痛みであった。実は今年の1月ぐらいから、慢性的に胃の痛みがあったらしい。父はなまじ我慢強いのと、医者嫌いなのとで放っておいたということだった。また、会社での定期健診はもちろんあったのだが、内視鏡検査などは「大丈夫だから」と、あえてやらなかったということだ。

 

個人病院での「風邪からくる下痢」という診断に疑念を持った母たちは、父を無理やり県下でも有数の総合病院に連れて行った。そこで内視鏡始めCT検査などをした。

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